喫煙の新リスクロコモティブシンドロームを引き起こす「筋肉減少症」
骨粗鬆症や寝たきりも誘発したり肺がんや肺気腫の危険性、健康に対する悪影響や、依存性の問題などさまざまな警告分とともに販売されているタバコ。
喫煙にまつわるリスクは広く知られていますが、チェコ共和国のチャールズ大学の研究グループが、国内の医学誌であるファジオロジカル・リサーチ誌にて、昨年末、さらなるリスクを発見しました。
それは、筋肉減少症。主に筋肉の使用不足が要因となり文字通り筋肉が減少していく障害です。
研究グループは筋肉減少症がほかの要因に独立してどれだけのリスクを高めているか、過去のタバコと筋肉減少症の関連性を扱った文献を解析するとともに十二件の研究を総合的に分析。
二万二千人以上を対象としたところ、筋肉減少症のリスクは男女ともに二割高くなるとの結果がてました。
この筋肉減少症は放置すると現在新たな障害として認識されつつあるロコモティブシンドロームをも引き起こしかねません。
ロコモティブシンドロームとは運動器障害のため移動機能の低下を来した状態のこと
簡単に言えば筋肉骨が弱り移動をするのが困難になった状態で進行すると介護の必要になる可能性があります。
筋肉減少症のリスク上昇はたったの二割とはいえいつまでも健康て、さらには自分の足で生涯歩き続けるためにもタバコは控えめにするかきっぱりやめてしまったほうがいいかもしれません